競売物件
競売物件と聞くと一般的にはあまり良い印象がないように感じます。
そこで、競売物件とはいったいどのような仕組みとなっているのかお話したいと思います。
競売物件とは簡単に説明しますと、借金の返済が出来なくなった人(債務者)が、借金の貸主(債権者)らに、借金(負債)を回収するため債務者の所有の土地や建物の売却を裁判所に申し立てられ、差し押さえられます。
差し押さえられた物件は、裁判所によって強制的に売却され、その代金を債権者への返済に充てる制度のことを競売と呼びます。
この時に売却される物件のことを「競売不動産」といいます。
競売不動産の良いところは、市場にはあまり出回らない良い物件が多いことや、価格も市場価格よりはとても安く購入できる場合もあります。
ただその反面、物件を事前に確認することができなかったり、ローンの取扱いが少なく現金で支払わなければならないっといったデメリットもあります。
また、競売に参加するには時間と手間がかかり一般の方でも出来ないわけではないですが、スムーズに落札することが難しいといわれています。
不動産会社によっては代行して行ってくれる所もありますのでその方が安心かもしれません。
購入までの流れを説明しますと、まず裁判所からの物件の公示がされると、物件の明細書・評価書・現況調査報告書が閲覧できるようになります。
約2週間で期間入札が開始され入札書(指定用紙)を提出します。
その後1週間後に開札期日となり入札書の開札が行われ、最高価買受人に対する売却許可決定が公示され、その後確定します。
代金納付通知が送られてきて、指定の日までに代金を納付します。
納付後、裁判所より所有権移転が嘱託され、1週間程度で権利書(登記費用として不動産取得税が購入後かかります。)が送られてきます。
その後引き渡しとなるわけです。
しかし、引渡しが終わっても所有者がなかなか立ち退かない場合や占有者以外に権利のある複雑な物件も後々出てくる場合もあるので、事前によく調べてから購入の検討をするといいでしょう。
また、立ち退き料が発生したり、物件に関する滞納金(管理費など)がある場合もありますので注意しましょう。